鉄道遊撃隊(八)

  鉄道遊撃隊(八)  
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芳林嫂も老母のそばで泣きだした。同じ村からいっしょに逃げていたおばあさんたちが鳳児に食べるものを与え、また芳林嫂をなぐさめて言った。
「もっと心をおおきく持って!泣いてばかりじゃなんにもならないよ。元気にならないと!ね!このあなたのおかあさんの病気もまだ死ぬほどじゃないし!」