鉄道遊撃隊(九)

  鉄道遊撃隊(九)  
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秦雄は向きをかえて叫んだ。「ひっかえせ!」
"自衛隊”は秩序もなくうしろをむいて進もうとしたとき、棗林の中からひとかたまりの人がでてきた。先頭に立ったものが銃をふるって言う。
「村のみなさん!秦雄だけ置いていってくれ!あんたらには関わりのないことだ!」