鉄道遊撃隊(九)

  鉄道遊撃隊(九)  
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苗荘にもどると、老洪は受難の芳林嫂をおもいだし、稲妻のようなまなざしでひたすら秦雄をにらみつけた。秦雄は顔中涙と鼻水でぐずぐずにしながら哀願した。
「大隊長ー!私も無理にこの役目をやらされてたんです!」