鉄道遊撃隊(十)

  鉄道遊撃隊(十)  
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数日すぎ、監獄の中にもつねに銃声や砲声が聞こえるようになった。芳林嫂は自分たちの部隊が町を攻めているところだとおもい、あせっている同牢の仲間をなだめてやった。
「あわてないで、われわれの部隊がくるところよ」