鉄道遊撃隊(十)

  鉄道遊撃隊(十)  
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彼らが線路を越えると、すこしもとどまることなく、空があけたころには微山湖のあたりに辿りついていた。老洪がひとつ指笛を吹くと、芦のしげみの奥から数隻の小舟があらわれ、飛ぶようにやってきた。