鉄道遊撃隊(十)

  鉄道遊撃隊(十)  
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しかし車内に目をやると、食料はそろそろなくなりかけており、兵隊たちには闘志もなかった。もし戦闘すれば、すぐにダメになってしまうだろう。おもわずためいきをついた。
「兵の敗ること山の倒るる如し、か!...」