鉄道遊撃隊(十)

  鉄道遊撃隊(十)  
 | <  > 
小林は老洪に対し敬礼をした。数年来線路の上で何度も戦った二人のライバルが今ここにはじめて顔をあわせた。小林は呆然と老洪の顔をのぞき、その顔の上からなんらかの秘密をよみとろうとしているようだった。