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文革末期につくられた水滸伝の連環画です。
当時(1975)の中国は毛沢東治世の末年ですが、奇怪な政治状況のなかで水滸伝批判がおこり、水滸伝は投降主義だとして批判の対象になりました。宋江にかこつけて鄧小平を批判したものです。中国の権力闘争のひとつのかたちで、その前には周恩来を攻撃するために、既に死んでいる林彪と孔子を批判する運動がおこなわれたこともあります。
水滸伝批判については
竹内実「『水滸傳』批判について」1980 東方學報58(pdf) でも読んでみてください。
※注をつけすぎてうるさいかも