投降派宋江

  投降派宋江  
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魯迅の『水滸』論
『水滸』という本のいわんとするところはとてもはっきりしている。皇帝にはさからおうとしなかったから、大軍が至るやすぐ招安を受け、国家に代わって別の盗賊 ―― 「替天行道」しない盗賊を討伐にいった。結局のところ奴隷なのだ。

(「三閑集・流氓的変遷」『魯迅全集』第四巻百二十三頁)