水滸伝 虚構のなかの史実 宮崎市定 |
水滸伝マニアの宮崎市定大先生が趣味にまかせてつくった水滸伝の歴史考証の本。
水滸伝の舞台、北宋末を知るのに最適で、また
「胥吏」について書いてある数少ない本の一つでもあります。 岩波書店から出てる宮崎市定全集の12巻にも収められている。 この巻には水滸伝関係の他の論文も入れてあるので興味のある方はどうぞ。 この全集、各巻のおわりに本人によるあとがきがついていて、その巻の概要がつかめる。この人のモノはなんによらずおもしろいのでお薦め。中公文庫で文庫化が進んでます。 長生きしやはったんやけど1995年に死なはった。南無南無。 |
水滸伝の世界 高島俊男 |
水滸伝の研究史がわかりやすくまとめてある。
水滸伝関係で初めて読んだんがこの本でした。 ちくま文庫で出たので入手しやすくなっています。 姉妹本に「水滸伝と日本人」。 |
図解雑学 水滸伝 |
見掛けはチャチいですが、中身はものすごく濃く、しっかりできています。 実は高島さんの水滸伝の世界を越えてひろくまとめてあります。 水滸伝やるなら必備の一冊。 |
水滸伝について知りたければまずこの三冊。
歴史の宮崎、文学の高島、図解。
最初の二冊が古くなりつつあるのにくらべ、
最後の図解は最新の研究ポイントを押さえています。
しかし、最初の二冊は本の体裁なので読みやすいです。
「水滸伝について知る」のでいちばんいいのは
水滸伝自体を熟読することなんやけどな。
梁山泊―水滸伝・108人の豪傑たち 佐竹靖彦 (中公新書) |
こうゆうのが研究書ちゅうんやろなあ。
「李逵アクションチーム」「楊家将」「林冲と公孫勝」のあたりがおもしろいです。 ただ、勢いあまってへんなとこもある。いきなり「フィクチオンとレアリテ」とかゆわれても困るし。 大陸で翻訳が出ています。基本のほうが翻訳されてないのはたぶん政治的に現政権にたいして不都合なことが書いてあるからでしょう。 |
「水滸伝」を読む (講談社現代新書) 伊原弘 |
この本あんまり好きと違います。
いえば悪口ばかりになるので書きません。 まあ、この人は北宋史は好きでも、水滸伝に対する愛がないようです。 さすが専門だけあって、銭の話はおもしろいかな。 |
水滸伝の謎 (光栄) | 人から借りて読んだだけなので、くわしいことまでわかりませんが、 この本の六割ぐらいは基本の二書の枠を越えていないようです。学生さんのレポート集かなぁ?軍事的な分析を加えたところがおもしろかったのは覚えてる。 |
水滸伝人物事典 (講談社) |
がんばってつくりました。でももう講談社の倉庫にはありません。古本市場では法外な値段がついているようです。ちなみにうちに約10冊(ry 今見るとはずかしいところもありますね! |
僕たちの好きな水滸伝 (別冊宝島 (856)) |
半分(コラムと人物紹介など)は水滸伝サイトが結集してつくったものです。のこりの半分は編集の人たちが仲間で適当にでっちあげたものです。つまり編集の人がやっつけたところはひどいものです。
以下担当部分 コラム:p45モンゴルと金と南宋云々・p71文簡本 人物紹介:宋江・盧俊義・宣賛~郭盛・薛仁貴・孔亮~金大堅・陶宗旺~龔旺 |
「宋江實録」 高島俊男 (東洋文化研究所紀要第一二二冊、 平成五年十一月) | これはおもしろいでえ。まともな論文やけど。歴史上の「宋江三十六人」についてよう調べてある。それだけやのうて、宮崎市定「宋江ふたり説」をけちょんけちょんに叩いている。歴史上の宋江の実像に迫りたい人は是非御一読を。 |
水滸伝と日本人 (ちくま文庫) 水滸伝と日本人―江戸から昭和まで(大修館書店) |
日本人は水滸伝をどう読んでいたか、の本。 いろんな翻訳が並んでいてたのしい。 |
中国小説史研究―水滸伝を中心として (汲古書院) | けっこう重要なものなのに入れわすれていました。 |
文簡本を中心とした『水滸伝』の研究 氏岡真士 | 文簡本研究の最先端 |
中国歴史小説研究 (汲古書院) | 二線級とされ、従来あまりまともに研究されていなかった歴史小説群を取りあげ、中国の小説の展開の姿を明らかにした名著。最後の詞話系小説についての仮説は水滸伝の発展の姿ともつながる重要なもの。おすすめ |
水滸傳與中國社會 薩孟武 (三民書局) | 水滸伝の事象をつかって中国の社会を説明するもの。名作古典です! |
水滸論衡 馬幼垣 (聯經) |
高島さんと同世代の台湾の水滸伝研究者の最初の水滸伝論説集です。1992年の出版物なので少し内容は古いけど、同時期の『水滸伝の世界』とあわせて読むと当時の研究の最先端が掴めてよいでしょう。 高島さんとちがって、2000年以降も水滸伝研究をつづけています。文簡本研究の最先端を行く人です。 |
水滸二論 馬幼垣 (聯經) | 第二弾の水滸研究論著。こちらの方が内容的に目新しいです。 |
慢说水浒 陈洪・孙勇进 (人民文学出版社) | 大陸の中国人の書いた水滸伝本の中では一頭地ぬけている。まともに読めます。イチオシ。 |
水浒传接受史 高日晖・洪雁 (齐陆书社) |
「水滸伝と中国人」とでも言えるような内容です。中国の知識人は水滸伝をどのようなものとして読んできたか。 近代になってからの中国の水滸伝研究は常に政治的な立場を持っていました。受容美学の視点を導入して、そういったものを客観的に捉えようとしたところがこの本の重要な所です。ちなみにこの本自体は高日晖さんの博士論文を元にしたものだそうですが、民国以降の部分は洪雁さんが書きなおしたとのこと。そんなにヤバいことが書いてあったんでしょうか。それともこう書いておいてイザというときに言いのがれできるようにしたんでしょうか。 |
宋江三十六人考實 余嘉錫(文史出版社) | 「歴史癖」があると自分で言う大学者余嘉錫先生が、いろんな資料から「宋江三十六人」の痕跡を丹念に拾い集めてできた小冊子。 |
水滸資料彙編 馬蹄疾(中華書局) | これは水滸伝に関係ありそうな資料をかたっぱしから集めてきた本。でも水滸伝各本の序跋とかで半分以上占めてる。あとは歴史書とか随筆とかからの抜書き。 |
《水浒传》资料汇编 朱一玄・刘毓忱 编 | 上とにたようなもんです。ちなみに上をパクったところがあります。 |
水滸書録 馬蹄疾(上海古籍出版社) | こっちは水滸伝版本についての資料。それだけであきたらず、続書から劇から子供向けのリライトや映画、日本の錦絵までのってる。まさに本場の水滸伝オタク。 |
水滸戯曲集 傅惜華ほか 第一集(古典文学出版社) 第二集(上海古籍出版社) | いわゆる水滸戯を活字で提供してくれてる本。明清のもふくむ。第一集は短いの、第二集は長いのが中心。(第一集が雑劇中心で第二集が南曲中心という違いがあります。) |
水滸伝・任侠の夢 (NHK出版) |
水滸伝キチ〇イの平岡さんのテレビ取材旅行記。梁山泊あたりの現在がわかる。 なんか、好漢たちの子孫がでてくるあたり、ほほえましい。 黄波ちゅうひとの付け足しも民間伝承を紹介しててほほえましい。 「世界・わが心の旅」というシリーズの中国篇であるようです。 |
水滸伝 (Movieコミックス) (秋田書店) |
エンチン(燕青)大活躍でうわさの映画「水滸伝」をフィルムコミックスにしたもの。 この映画、人の名前を中国語でやっててこまったけどこの本では漢字におこしてあってありがたい。 たとえばあの武術大会、梁山泊がわの顔ぶれは、魯智深、史進、武松、石秀、燕青。 史進、石秀はちょっとわからんかった。それから、魯智深とかが試合中しきりに気にしていた紙切れには「勝ったら宋江を殺す」と書いてあった。これもわからんかった。とにかく不親切な映画やった。 この本、古本市で買ったもので相当古いんですが、amazonによると今でも新品で買えるようです。おそろしい。。 |
水泊梁山泊的伝説 (中国民間文藝出版社) | 民間伝承を集めた本。そうゆうたらこれもまともに読んでへん。あんまりおもしろそうちゃうモンな・・んーどれどれ・・魯達が少林寺の僧兵になる話。花栄が矢の特訓してうまくなる話。うーん。 |
中国の大盗賊・完全版 (講談社現代新書) 中国の大盗賊―天下を狙った男たち (講談社現代新書) 高島俊男 |
国をとるのが大盗賊です。 丹念に調べた上でこうゆうおもしろいもんがかける人はいいなあ。 巻末の参考文献は必見。 |
とりあえずこれだけ